ど~なん?避難計画30km!!

どーなん?避難計画30km!!・・・わかりやすく講演会


2013年2月16日(チラシはミスプリントです。ご迷惑をかけています)
午前の部:10:00~12:00
午後の部:14:00~16:00

(午前の部、午後の部とも同じ内容です。より多くの人に聞いて頂きたい思いで2部に分けました)
場 所:熊野新宮会館 京都府綾部市並松町上溝口14(綾部市市民センター前です)  
     駐車場は会場周辺又は由良川河川敷他をご利用してください。充分停めれます。
     スタッフの人数の関係上、駐車場の案内はございません。 
料 金:カンパ制
     この活動に賛同しただける方の寄付も募っています。
     お問い合わせフォームよりご連絡してください。


内容
どーなん?避難計画30km    講師:アイリーン・美緒子・スミス
大丈夫?原発!大飯の現状報告    講師:島田清子
みんなの声を届けよう!座談会    進行:宇宙と農とわたし・丹波の会


アイリーン・美緒子・スミス
グリーンアクション代表
水俣、福島の現状を追う環境ジャーナリストで活動家。
現実に起こっていることを伝え、平和の声を世界に届けています

島田清子 
美浜の会事務局長
美浜の会事務局長として、現在、大飯原発の是非を問う訴訟を「おおい原発止めよう裁判の会」で起こしています。

宇宙と農とわたし・丹波の会
持続可能な社会の実現を目指し、立ち上がった会です。
特に昔からいわれる丹波の地区でつながり、情報発信をしています。
今回のテーマは広域で考えるべき問題とし、事務局のある綾部から発信していますが、
どなたでも参加してもらえます。
避難計画が杜撰、又は、30km圏外だから計画自体作成されていない地域の方も参加し、
共に考えていきましょう


■どんなに高い放射性物質の線量でも30km圏外の人は補償されていないってほんと?

 ほんとだよ。汚染されたところは資産価値もなくなるよ。でも補償はないよ。
 避難計画は長期間に分けて行われるべきだよね。普通の災害ではないからね。半減期何万年っていう放射性物質から逃げるための避難なんだよ。
 放射性物質の飛散した量で避難計画を立てるべきで、30kmと言うラインは何からの避難なのか?根拠がわからない。
 もしかして、福島第一原発事故の避難を肯定するために作ってるのかな?
 アメリカは福一事故の後、すぐにアメリカ国籍の方を80km以遠に避難させたよ。
 そのアメリカは、原発建設中に、活断層1本見つけただけで、原発建設中止になったよ。
 大飯の場合は、活断層と言う疑いがあるのにもかかわらず、判断を先延ばしにして、原発を動かし続けている。
 何が、グローバルスタンダードなのか、よく考える時なんだよ。
 何せ、原発1基には約5000本の配管がされていて、つなぎ合わせるとその距離100kmくらいになるんだよ
 どんな地震でも配管が大丈夫!っていえるかな?

 今回の講演会では、30kmという一人歩きした根拠のない避難区域のことを、
 福島第一原発事故と照らし合わせて説明をすると共に
 大飯原発の現状を報告します。
 みなさん、お集まりください。
 綾部以外の方の参加も待っています!
 例えば、私の住むところは60kmなんですが・・・・って方!
 30キロ圏内だから、補償がもらえると思っている方。
 30数キロに住んでる方
 などなど
 知らないと、要求しないと、悲しむのは私たちです。
 

尚、講演会の座談会やweb上で集めた意見は行政の方へ届けていきます!
皆さんの疑問をお聞かせください
suiden@viola.ocn.ne.jp (水田)






 
2月4日綾部市に避難計画見直しの申し入れを行いました。
 解答を2月15日までに頂くこととなっています。

 申し入れ内容は以下の通り



大飯原発即時停止と原子力防災計画策定に関する要望書

貴職に於かれましては、日々私たち市民の安全・安心のためにご尽力頂きありがとうございます。
さて、夏場の電力不足を理由として再稼働された大飯原発は、電力不足が起きなかったにもかかわらず、そして新しい安全基準が示されていないにもかかわらず、稼働し続けています。

1.大飯原発の直下を走るF-6破さい帯について、専門家による評価会合では活断層か否かについて意見が分かれていますが、活断層ではないという評価が出ない以上、国の『安全審査の手引き』に従って稼働を停止することは当然です。また、同原発の東には3つの活断層が存在し、これらが3連動すれば制御棒の挿入が間に合わず、「止める」ことができないと指摘されています。いつ発生するかもしれない過酷事故を未然に防ぐため、貴職が大飯原発の即時停止を改めて求められるよう要請致します。

2.また、原子力防災に関して私たちが抱いている疑問、要望につき、回答を求めたいと存じます。

1)30㌔圏は狭すぎる
計画策定の基礎となる国の『原子力防災指針(避難の基準等)』はいまだに検討中とされ、確定時期は示されていません。しかるに「30㌔圏」という根拠のない数字が独り歩きしています。
そして規制庁事務方が週50mSvを避難の基準と考えているにもかかわらず、各地で週100Svを基準とした防災計画の策定が進められています。さらに国は、MACCS2によって汚染予測を行っていますが、これには数々の問題が指摘されています。
     地形が全く考慮されていないこと
ご承知のように、福島の事故ではおよそ7割が海上に流れたとされていますが、残る3割の多くが中通りなど地形の低い所に沿って流れ、各地にホットスポットを作りました。地形を考慮せず同心円状に線量を区分けすることは福島からなにも学ばなかったと言わざるを得ません。
     30キロ圏外のデータを非公開としている
規制庁は、「MACCS2には性能上の問題があり、30キロ以遠のデータは信頼性が落ちる」という理由で、30キロまでの数値しか数値を公表していません。そのため30キロ外には被害が及ばないかのような誤解が蔓延しています。
     数値を過小に評価している
規制庁は、深刻な被害が予想される上位3%の数値をカットして、「97%値」と呼ばれる過小なデータを公表していますが、本来の100%値にもとづけば、京都北部は週250Svの汚染が予測されます(116日の院内交渉において、国はこのデータの公表に同意しました)。
今年116日に行われた規制庁と市民団体との院内交渉では、規制庁は、30キロを超える防災計画が立てられてもこれを否定しないと述べています。
綾部市は防災計画策定にあたって、基準とする線量や範囲につき、どのような数値をどのような根拠で採用されるのでしょうか。お示しください。

2)50mSVは高すぎる
規制庁はIAEAより厳しい基準だと胸を張っていますが、原子力推進機関であるIAEAが被害を過小に評価する機関であることは周知の事実であり、本来国が定めた「一般公衆の被曝限度年1mSv」はあくまで我が国の法的根拠を持った規制値であって、守られるべき基準です。
また、年20Svは放射線管理区域とされ、18歳未満は立ち入りが禁止され、従事者は中での飲食が禁止されるエリアとされています。したがって規制庁案である週50Svは、不法に被ばくを強要するものであり、このような基準によって避難区域を設定することはとうてい許されません。

更に、乳幼児は大人の1020倍感受性が高いとされ、女児は男児の2倍、胎児は数千倍高いとされます(ヘレン・カルデコット博士等)。乳幼児、妊婦の避難基準はもっと厳しく設定されなければなりません。
綾部市は独自に、安全側に立った基準を設定し避難計画を立てて下さい

3)規制庁は福島から学ぼうとしていない
規制庁は、避難計画の策定にあたっては、福島の皆様から聴き取りを行い計画に反映させるべきだという意見に対して、それは復興庁が行うことだとして応じません。しかしながら避難の経験や、しなくても済んだ被曝がどうして避けられなかったのかなど、聞き取りはこれからの危難計画に不可欠です。
 綾部市にも、南相馬からの避難者など、福島からの避難を経験した方々がおいでです。綾部市としてこれらの方々の貴重な体験や教訓を聴き取り、計画に反映させるべきではないでしょうか。

4)綾部市も舞鶴や宮津同様に全市避難の対象です。
100%値に基づく汚染予測では、綾部市は最悪の場合週250Svの範囲に含まれ、全市避難が避けられません。しかるに京都府が示した避難対象者は30キロ圏内の9400人にとどまっています。また、避難先は、西への避難では福知山市に、南に向かっての避難は福知山市に3000人、亀岡市に6400人とされていますが、私たちはこれらの地域も避難対象地域であると考えます。避難先の住民が避難した無人の地に移り住むという矛盾した事態が起こる可能性をどうお考えですか。
もっと広域での避難計画が必要ではないでしょうか。

5)国は、PPA圏(プルームに備え、ヨウ素剤を配布する地域)をUPZの外に設けるとしながら、具体化していません。児童の避難を怠り、むざむざと被曝させた福島事故では97,000人の児童のうち40%にのう胞が出来たという衝撃的な結果が報告されています(カルデコット博士は、チェルノブイリでは16,000人の甲状腺がんが発生したと報告しています)。
綾部市は、どのようにヨウ素剤を配布・保管するお考えですか。

6)     奥上林地区は、若狭の原発から最も近い地域ですが避難路は1本しかなく、しかも活断層である上林断層が並行して走っています。原発に過酷事故が起きるような大地震が発生すれば道路は寸断され、せき止められた上林川で土石流が発生することも予想されます。
奥上林の住民に、どのように避難を指示されますか。

7福島では避難の際、住民は着のみ着のままで脱出し、二度と戻れない人が数多くいます。4畳半一間の仮設避難所で暮らす人たちがいます。
私たちは一次避難先である福知山、もしくは亀岡の公民館等で1ヵ月、さらにそこから移動して旅館などの2次避難先に移るとされています。
2次避難先で農業者は農を続けられますか、就業者は職を確保できますか。子どもたちは引き続き保育所や幼稚園に通えますか。病者・要介護者は必要な措置を受けられますか。

8)チェルノブイリは、1週間のうちにすべての動物を避難させました。福島では、家族同様に暮らしてきた家畜やペットは置き去りにされ、その結果、餓死や共食いという悲惨な事態を招きました。そして強制避難地区でからくも生き延びた動物は、捕獲され殺されています。
綾部市は、ペットの同伴避難を認めますか。家畜をどう扱われますか。

50mSVを強要する防災計画は犯罪です。そして安全な避難、希望のある避難先が確保されないようなら避難計画は棄民です。避難防災計画がこのようなものであるなら、計画の限界を市民につたえ、綾部市は原発の再稼働に反対し、稼働中の大飯原発停止をもとめて先頭に立ってください。

3.関西電力に安全協定の締結を求めて下さい。
  関西電力は、大飯原発の再稼働が電力不足のためではなく自社の経営のためであることを認めています。他の電力事業者と比べても突出して原発に依存してきたことを反省せず、3.11以降もかたくなに原発依存の姿勢を変えていません。一貫してガスコンバインサイクルなどの効率的で安価な発電への切り替えを怠り、高い燃料を購入してその付けを消費者に押し付けようと、電気代の値上げを迫っています。
安全よりも経営を優先する関電に対し、安全協定を独占的に結んでいる立地自治体は、関電のこのような姿勢を容認し、安全を犠牲にしています。私たちは、安全の側に立って、稼働や再稼働を判断する権限を、隣接被害自治体が確保しなければ安全を保てないと考えます。今こそ関電に対し、立ち入り調査権や、稼働に対する同意権を含む安全協定を結ぶよう求めて下さい。

ご多用とは存じますが、以上につき215日までにご回答くださるようお願い致します。
2013年2月4日




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