2013年12月6日金曜日

2013年第1回「開け農!」開催




「開け農!」
2013年12月8日 12:00~

場 所:みわダッシュ村 http://www.miwa-dashmura.com/
     京都府福知山市三和町下川合710−3
参加費:800円(高校生以下無料)

タイムテーブル

12:00 START
LIVE・投げ銭
・櫛田寒平
・ミスマーズ
・THE FAMILY

14:00 START
座談会:徹底討論!!
    本気でマジでホンマに持続可能な暮らしを考えてみよう!!
    市川ジャン(お山カフェ・畑の小学校)
    糸川勉(畑の小学校)
    井上吉夫(米農家・コ宝ネット)
    金田克彦(大工・コ宝ネット)
    添田潤(百姓)
    山本晋也(みわダッシュ村 副村長)

16:00 第一部CLOSE

17:00 第二部START
みわ・ダッシュ村レストランにてフリートークセッション!!

19:00
オープンマイクライブ!!
飛び入りOK!!

座談会でお願いしたパネラーのご紹介です。
それぞれ、自己紹介を書いてもらいました。(まとめは水田家の食卓の水田裕之)
自己紹介を読んでいても、当日の様子を感じることができ、ワクワクします。
紹介は順不同・紹介文が届いた順にお届けしますが、
市川ジャンさんはまだ届いていません。また後日ご紹介します!


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井上吉夫 62歳  かかりつけ米農家
 中学生の頃より「人に使われないで、努力した分その努力が報われる仕事をしたい」と思っていました。
 高校卒業後、北海道、九州で酪農研修、地元、志賀郷にて放牧で行う山地酪農を開始するが、山の状態が悪くなり、牛の健康を保てず5年で断念しました。
 その後、ナスの生産、下漬けをして漬物屋へ出荷する仕事を10年しましたが、その頃から日本人の主食は米!と決意し、稲作専業に経営を切り替えました。
 自分で育てたものは自分の顔の見える人に喜んでもらいたいと直売をスタートしました。顔が見えると「もっと美味しく、もっと安全に」と農薬を一つ一つ減らす栽培に取り組んでいきました。
 農家の幸せ、原点はお客様の顔や声を思い浮かべながら農作業ができることだと思っています。
 しかし日本の行政は、「農家は生かさず殺さず」、「アメとムチ」。私は行政に頼らない、一国一城の主を目指す農家を育てようとしています。
 農家は意志の持てない乞食ではない!農家が変わらなければこの先何百年たっても同じ状態です。
 日本の農家はまだまだ心は腐っておらず、そして日本の農業はまだまだ光っていけると思います!


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糸川勉(イトカワツトム)67才
京北にて開拓自給進行中
1:帯広畜産大学 草地学科卒
2:京都大原百井で山地農と炭焼を体験
3:伊賀の天地農場で久門太郎ベえさんより有機農業を 学ぶ
4:畑カフェ「おいしい」を経営する
5:・畑教室
 ・自給農法研究会
 ・野良人学舎
 ・畑小学校
  で教える
京北にて開拓自給実践中

開け農について
1。今の農と農学は植民地主義農法と見る。
2.現在世界で起こっている諸悪の社会問題の原点はこにありです
3.善良な人々も知らず知らずに洗脳されてしまった現在です。
4. これを解き放し、自立して自由になるテーマが今回の開け農だと思います。
5. 持続する社会なら、方法論では目先になります。人権、民主主義の前、自然権、自給権から展開したいですね。




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添田潤
1977年横浜市生まれ小学生の頃は環境問題に興味があり研究者を夢見る日々の中、自分自身の生命・体を作っているものがどこからきているかもわからないのに 環境問題を語るのは矛盾していると、「わら一本の革命」を読みその気になり、バンコクのインターナショナルスクールを退学し福島県の自然農法の農家に1カ月研修するが「高校くらいは卒業しろ」と三重県私立愛農高校を紹介される。                                                                                卒業後は茨城県にある「たまごの会」という共同生活農場で3年間スタッフとして,有機野菜・養豚・養鶏の生産に従事する。 2001年現在の妻に農業をするなら舞鶴で!と言われ舞鶴に来る。 同年地元の若手農家3人で「若い衆でやろかい」を結成。 良い事と利益の両立を目標に
・新規就農者の研修プログラム・耕作放棄地の解消5ha 5町
・ハウス建設の請負業
・小豆栽培8ha 2003年結婚しブドウ園を開園
2010年地元の障害を持つ子を雇用する事になり 経営規模拡大を目指す。
2012年雇用事業で3名雇用。
ナス1000本、万願寺とうがらし3500本、サツマイモ30a、ブドウ35a
妻の光子と子供の一作・恵信・勇志


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金田 克彦 自己紹介

 1969年生まれ。京都市西京区出身。現在京都府綾部市志賀郷町にIターン10年め。妻 博子、長男 太一(7歳)、次男 幸太(5歳)、長女 かんな(2歳)の5人家族で、築130年の古民家を再生して暮らす。大工(大』(だいかね)建築)と農(博子中心。田6反、畑1反、みそ、醤油つくり)と猟(わな)の、『全開フルパワーXとむりくり農と猟』の生活。この秋より、ひょんなことから農家民泊「手紙の木の家」(博子中心)も始めることに。自治会、PTA,消防団それに地域定住促進の「コ宝ネット」活動もあり、また今年からはじめた間伐材をつかった月1回のワークショップ「やってまぉか計画」、しょっちゅう始まる家での宴会等、怒涛のスローライフ突入中。
 林学専攻の学生時代は北タイの山岳民族のNGOに1年居候したり、またバイオガスキャラバン(NGO)の活動で国内外でプラントを作って回ったり、国内外を放浪したり。
 いろんな問題に対して農のもつ力、そして楽しさと、地域から考える視点を学ばせてもらい、百姓を志して埼玉小川町の農家で1年研修するも、「自分は専業農家のタイプではない。」と気づき、物つくりや木が好き、山とダイレクトにつながる等から、京都市内で畑をしつつ大工修行。すっかりハマってしまい、木組みの伝統工法と自然素材のこだわり大工に。
 ここ10年ほど古民家の仕事が多いが、「昔のもんはよー考えてあるな」と感じ続けている。なるべくしてなっている。それは農や自治会、もっと言えば貨幣経済や消防団にも似た部分を感じる。そこにある”理”を認識しつつ、先を考えたいな。



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山本 晋也
原発事故、特定秘密保護法案、TPP挙げるときりがないほど暗い言葉が飛び交って時代がどんどん闇へすいこまれるように感じるいっぽうで、農的暮らし、自給自足、セルフビルドと、こちらも挙げれば切りがないほどたのしそうで未来を照らしてくれそうな言葉もとびかっています。         夢を持って言葉にするのはとてもたいせつなことですが、言葉にするだけでは夢を現実にする事は難しい。幸か不幸か日本には言霊というものがあって言葉にして念ずる事で、もう既に夢は実現してしまったような、または念じていればきっと実現するはずと錯覚をおこして安心してしまうことがある。反対に縁起をかついで言ってはいけない言葉があったりする。               確かに悪いイメージを排除していいイメージを持って事に当たるというのは悪い事ではないのだが、果たしてそれでいいのだろうか?
「神風」という言葉をを信じて「負ける」という言葉を禁じてやってしまった戦争の結果は?  「5重の壁で絶対安全」とし「事故」という言葉を禁句にして進めてきた原発政策はどーなったか?禁句があるということは、「最悪の事態はおこる訳がないので想定しない」ということである。
さて、自給自足という言葉、みなさんはどのようなイメージをお持ちですか?まずは自分がやってみたい自給自足のいいイメージを挙げてみてください。同時に現実をしっかり見つめてそれを実行するのに必要なものを思い浮かべてください。最後には実際におこっている地球的規模の異常気象や自分が年をとった時の体力とか最悪の事態も想定してみてください。そのときどーやって危機を乗り切るのか農的暮らしに憧れ田舎に来た人が離村するケースも少なくはないのです。「持続可能」というのは続けるということが一番大切なところ、僕たちがイメージする明るい未来が実現しても必ず問題は付いてきます。そのことから目をそらさず頭を真っ白にして考えてみることこそ持続可能な社会なんではないでしょうか。


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